トレーニングも兼ねて山梨・滝子山へ、山頂から富士山がよく見えた | 楽土慢遊

トレーニングも兼ねて山梨・滝子山へ、山頂から富士山がよく見えた

所在地:
山梨県大月市
交 通:
JR中央本線・笹子駅からそのまま登山

2012年4月29日(日):晴れ:笹子駅→道証地蔵→作業小屋→白縫神社→滝子山山頂→桧平→笹子駅







■先日の奥多摩・川乗(苔)山につづいてトレーニングも兼ねた山歩き。うんざりするほど歩けて、ペースダウンしてもバスの時間などを気にしなくていいように駅に直接下りられるようなコースを考えて、山梨の滝子山に登ることにした。笹子駅から登って、隣の初狩駅に下るコースだ。

桜木町4:43の電車に乗り、東神奈川、八王子、大月で乗り換え、7:06に笹子駅に到着。3年前に同じコースで登ったことがあるので、道はだいたい覚えている。笹子駅から国道20号線を大月方向にしばらく進み、道標に従って田んぼの間の道に入り、大鹿沢に沿うように林道を行く。

林道のわきに道証地蔵が立つ分岐から山道に入り、大鹿沢を渡り、しばらく巻き道を登るとスミ沢に沿う道に出る。滝子山というだけあって、この沢にはいくつか滝がある。

最初に出会うのが「三丈の滝」。二段の滝で二段目が二股に分かれている。その図式からすれば「三条の滝」と呼びたくなるところだが、なにか別の由来があるのか。この日は水量が少ないためか、二段目も一本になってしまっていた。

さらに沢沿いの道を進み、切石という大岩の先で一度、沢を離れて斜面を登っていく。「滝子山」「大鹿山」「曲沢峠」への標識が立つ分岐を過ぎてさらに進んでいくと、右手の谷側に次の滝が見えてくる。

谷を縫うように長く延びる「モチヶ滝」。コースからは少し距離があり、しかもうねうねと長い滝なので、全体を見渡すことはできない。コースを外れて、下りていけば、滝見によいポイントがあるのかもしれない。こちらの滝ももっと水量があれば印象も違うのだろうが、それでもスケール感はある。

次の滝は特に名前がついてないらしいが、流れ落ちる水と赤茶けた岩とのコントラスがとても印象に残る滝だ。

その先、道が崩れかけて、滑りやすくなっているところを過ぎると、最後にナメ滝が現れる。このナメ滝とその上流部は、陽射しに映える流れと岩や木の影とのコントラストが素晴らしかった。

滝をあとにし、休憩に使えそうな作業小屋で軽く食事をとり、沢に沿う道を進み、尾根上に出ると防火帯ではないかと思われる広い空間に出る。その斜面を登っていくと次第に展望が開けてくる。

大谷ヶ丸と滝子山を結ぶ道に入り、尾根を巻いて登っていくと、鎮西八郎為朝の伝説が残る鎮西ヶ池と白縫神社がある。神社にお参りをする。もう山頂はすぐそこだが、最後の登りがけっこうきつい。

笹子駅を出てから3時間20分ほどで山頂に到着。連休中なので山頂は混雑しているだろうと思っていたが、それほどでもなかった。おかげで景色を眺めながらゆっくり食事をとることができた。前回登ったときには雲に隠れていた富士山も、今日はきれいに見える。

11時20分に山頂を出発。初狩駅に向かうコースを下っていく。急斜面をひたすら下り続ける。ところどころツツジが咲いている。この道には巨木や老木があって、けっこう気に入っている。

女坂を下り、桧平をすぎたあたりで、「笹子・初狩」方面の標識がたつ記憶にない道が目にとまり、そちらに進んでしまうが、これが失敗だった。中腹のどこかで笹子と初狩の分岐があるのだろうと思っていたら、そのまま国道20号線の笹子と初狩の中間地点に出てしまった。

心情的にはそこから初狩方向に向かうところだがトンネルのなかを歩きたくないので笹子方向に向かう。早く国道に出たことで冷たいドリンクにありつけたのはありがたかったが、この道は使えない。最後にミスもあったが、天気もよく、いいトレーニングになった。




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